トラベルクリニック

トラベルクリニックとは

日本は世界でも衛生水準・医療水準が高い国の1つです。しかし、日本から海外への渡航に際しては、日本では問題にならない感染症や日本には無い感染症への注意が肝要となります。
トラベルクリニックでは、渡航に関連した医療全般を対象とします。
そのうち、当院では下記を行っております。

  • 国内承認ワクチン、正規輸入ワクチンの予防接種
  • マラリア予防薬処方
  • 高山病予防薬処方:高山病ページをご参照下さい。
  • 各種抗体検査
  • 英文診断書作成

途上国1ヶ月滞在で渡航者が罹患する疾患

1.旅行者下痢症
2.マラリア
3.呼吸器感染症
4.A型肝炎
5.狂犬病

トラベルワクチン

当院で取り扱いのあるワクチンは下記となります。

当院での輸入ワクチンは世界的に流通しているワクチンです。
当院では複数ワクチンの同時接種を行っております。
多くの予防接種が複数回の接種を必要とします。
渡航までに余裕をもって接種して下さい。
渡航まで猶予がない場合でも、まずは当院にご相談下さい。

麻しん、風しん、水痘、インフルエンザ、破傷風は渡航先にかかわらず
予防接種をお勧めしています。

渡航先別 必要ワクチン内容

厚生労働省検疫所FORTHをご参照いただくか当院にご照会下さい。

接種証明書

接種証明書

当院でワクチン接種された方全員に、無料で接種証明書をお渡ししております。
WHO推奨の接種証明書か学会推奨の接種証明書のどちらかをご選択頂きます。
どちらも英語での記入となりますので、現地での情報提供も本冊子の提出のみでOKです。
また、必要であれば予防接種証明書(英文)の文書発行も可能です。(文書代 ¥5,000)

費用

トラベルワクチン接種・予防薬処方はすべて自費診療となります。
診察料(トラベルワクチン初診¥2,500/再診¥900/マラリア初診料¥3,000)+各ワクチン
料金/予防薬料金がかかります。
留学等での書類作成を要する場合は、書類作成料(¥4,000)がかかります。
お支払いは現金・クレジットカード・電子マネーで可能です。

予約

接種は基本的には予約制とさせていただいております。(ワクチン在庫等の調整のため)
電話での受付となります。

受診時

母子手帳・接種証明書といった接種履歴がわかるものをご持参下さい。
(可能なら事前にFax・郵送で送付していただくと、受診からスムーズに対応できます。)

接種対象年齢

当院では中学生以上の方を対象とさせていただきます。
ご了承ください。
(小学校高学年の場合はご相談下さい。)

受診の流れ

ワクチン接種の場合

  1. 当院に電話
    ご希望のワクチンを確認します。
    来院日時の予約
  2. 予約日時に来院(初診)
    接種履歴のわかるものをご持参下さい。
    接種スケジュールを提示します。
  3. スケジュールに従って再診
    来院したら体温測定をお願いします。
    接種前に診察があります。

マラリア予防薬の場合

  1. 当院に電話
    ご希望の予防薬を確認します。
    来院日時の予約
  2. 予約日時に来院
    予防薬をお渡しします。

※当日の開院状況により、診察が予約時間よりも遅れることがあります。ご了承下さい。

A型肝炎ワクチン

対象地域

地図

当院取扱いワクチン

国産エイムゲン
(国産) エイムゲン® 

輸入Avaxim
(輸入) Avaxim®

接種スケジュール

A型肝炎ワクチン 接種初日 1週間後 2週間後 3週間後 4週間後 5週間後 6週間後 半年~1年
エイムゲン 1回目 2回目 追加接種
Avaxim 1回目 追加接種

接種可能年齢

Avaxim160:16歳以上
Avaxim80:1〜15歳
エイムゲン:1歳以上

抗体獲得・維持期間

Avaxim
1回目接種で抗体獲得。
維持期間は1回接種で1年、追加接種で10〜20年。

エイムゲン
2回目接種で抗体獲得。
維持期間は5年。

B型肝炎ワクチン

対象地域

地図

当院取扱いワクチン

国産エイムゲン
(国産) ビームゲン®

接種スケジュール

B型肝炎
ワクチン
接種初日 1週間後 2週間後 3週間後 4週間後 5週間後 6週間後 半年後 1年後
ビームゲン 1回目 2回目 3回目

接種可能年齢

0歳〜

抗体獲得・維持期間

2回目接種で抗体獲得。
維持期間は10〜15年。

A型+B型肝炎ワクチン

当院取扱いワクチン

輸入Twinrix®
(輸入)Twinrix®

接種スケジュール

A+B型
肝炎ワクチン
接種初日 1週間後 2週間後 3週間後 4週間後 5週間後 6週間後 半年後 1年後
Twinrix 1回目 2回目 3回目
Twinrix
(至急の場合)
1回目 2回目 3回目 4回目

接種可能年齢

Twinrix:16歳以上
Twinrix junior:1〜15歳

抗体獲得・維持期間

2回目接種で抗体獲得。
維持期間はA型肝炎15年、B型肝炎はほぼ一生。

腸チフスワクチン

対象地域

地図

当院取扱いワクチン

輸入Typhim Vi®
(輸入)Typhim Vi®

接種スケジュール

1回のみ

接種可能年齢

2歳以上

抗体獲得・維持期間

接種2週間後に抗体獲得。
維持期間は3年間。

注意

効果は70%程度。
パラチフスへの効果は無い。

狂犬病ワクチン

対象地域

地図

狂犬病媒介動物

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<狂犬病死者順位2016年度>
インド 7400人
中国 2600人
パキスタン 1600人
バングラデッシュ 1200人
インドネシア 1100人
ミャンマー 680人

当院取扱いワクチン

輸入Verorab®
(輸入)Verorab®

接種スケジュール

●暴露前接種(PrEP)

狂犬病ワクチン 接種初日 1週間後 2週間後 3週間後 4週間後 5週間後 6週間後 12ヶ月 2年後
Verorab 1回目 2回目 3回目 追加接種

抗体獲得・維持期間

2回目接種後に抗体獲得。
維持期間は2年。

注意

ストレプトマイシン・ネオマイシン・人アルブミンに対してアレルギーのある方は接種できません。

●暴露後接種

1)暴露基準

カテゴリー 行為内容 治療行為
1 動物に触れる ワクチン不要
餌をやる
傷の無い皮膚を舐められる
2 動物による引っ掻き傷(出血なし) 直ちにワクチン接種
3 皮膚を貫通する噛み傷・引っ掻き傷 直ちにワクチン接種+免疫グロブリン投与
傷のある皮膚や粘膜面を舐められる

2)初期処置

  • 傷口を流水で15分以上洗います。
  • 止血はしないでください。
  • 傷口を洗った後、ポピドンヨード(イソジン)で消毒します。

3) 暴露後ワクチン接種(PEP)

0日 3日 7日 14日 30日 90日
ワクチン接種
6ヶ月以内
ワクチン接種
6ヶ月経過後
ワクチン未
ワクチンに加えてヒト抗狂犬病免疫グロブリンを受傷日に咬傷部位に接種します。

*咬んだ犬等の小動物が10日以上生存していれば、狂犬病ウイルス感染はないものと判断します。
*日本には、抗狂犬病ウイルス免疫グロブリンは通常ありません。狂犬病動物に咬まれた可能性のある場合は、必ず、現地の首都圏の大きな病院へ受診してください。
*抗狂犬病ウイルス免疫グロブリンはヒト由来ですが、途上国で接種される場合はウマ由来のこともあります。ウマ由来の場合、血清病のリスクがあります。

破傷風・ジフテリア・百日咳ワクチン

対象地域

全世界

当院取扱いワクチン

輸入 Boostrix®
(輸入) Boostrix®

対象年齢

10歳以上。
妊婦さんへの接種が推奨されます。

接種スケジュール

1回接種のみ

抗体獲得・維持期間

抗体獲得期間は不詳。
維持期間は4〜10年間。

必要接種回数フロー

麻疹・風疹・ムンプスワクチン

対象地域

全世界

当院取扱いワクチン

輸入Priorix®
(輸入)Priorix®

対象年齢

1歳以上。

接種スケジュール

接種初日 1週間後 2週間後 3週間後 4~8週間後
Priorix 1回目 2回目

抗体獲得・維持期間

抗体獲得は1回目接種後。
維持期間は10〜20年間。

注意

ゼラチンアレルギーのある方は摂取できません。
生ワクチンです。

コレラワクチン

対象地域

地図

当院取扱いワクチン

輸入Dukoral®
(輸入)Dukoral®

対象年齢

2歳以上。

接種スケジュール

コレラ 接種初日 1週間後 2週間後 3週間後 4週間後 5週間後 6週間後 半年後 1年後 2年後
Dukoral 6歳以上 1回目 2回目 追加接種
2~6歳 1回目 2回目 3回目 追加接種

抗体獲得・維持期間

抗体獲得期間は最終接種より1週間後。
維持期間は2〜5歳で6ヶ月、6歳以上で2年間。

注意

経口ワクチンです。
150mlの水に溶かして摂取します。
服用前後1時間は飲食禁止です。
旅行者下痢症の原因である大腸菌が作る毒素にも有効です。この場合は3ヶ月間の予防効果があります。

その他

汚染された水・食物を介しての経口感染です。
食事前の手洗いの徹底をしましょう。
加熱されていない食物・生水・氷関係を避けましょう。

髄膜炎菌ワクチン

対象地域

地図
種類 分布
A 主にアフリカで流行、さらに散発的に全世界で発生
B 世界中で散発的に発生
(北米、南米、欧州など)。
C B型と分布は類似。
小流行と散発例が発生(米国など)
Y 北米などで流行
W135 散発例や小流行例あり
(アフリカ、中東、東南アジアなど)

当院取扱いワクチン

国産メナクトラ®
(国産)メナクトラ®

輸入Bexsero®
(輸入) Bexsero®

対象年齢

Bexsero:9ヶ月以上
メナクトラ:2歳以上

接種スケジュール

1回接種のみ。

抗体獲得期間・維持期間

抗体獲得期間は不詳。
維持期間は5年間。

マラリア

マラリアとは? 流行地域は?

厚生労働省検疫所FORTHをご参照下さい。

予防薬

マラロン®

飲み方

現地到着
48時間前
現地到着
24時間前
現地滞在中 現地出発
翌日~7日間
1錠/日

※飲む時間は任意です。

副作用

極めて少ないです。
鬱など精神神経疾患や不整脈のある方でも安全に使用できます。
世界中で使用されています。
タイ・カンボジア・ミャンマーなどの熱帯アジア地域では、メファキン耐性マラリアが存在するため、マラロンの服用が肝要となります。

注意/予防

まずは蚊に刺されない様に注意しましょう。

  • 蚊は夕方〜夜間に活動します。夜間の外出は避けましょう。
  • 蚊の繁殖を防ぐため、雨水タンクに蓋をすることは有効です。
    また、溜まった水を放置しない様にしましょう。
  • 虫除けスプレー/クリーム・蚊取り線香が有効です。

日本脳炎ワクチン

当院取扱いワクチン

(国産)ジェービック®

ポリオワクチン

当院取扱いワクチン

(国産)イモバックス®